(一財)禮楽堂 著
2023年8月発行
ISBS 978-4-911080-00-9
A4判 カラー52頁

価格/2,000円(税込)/本体1,819円+10%税

1.小野派一刀流の傳書目録を掲載。現代剣道との繋がりを示す高野佐三郎氏、内藤高治氏、小川金之助氏、斎村五郎氏の書簡を初公開。

2.伊藤一刀斎からの伝承を窺わせる小太刀 銘兼家作(室町期)の発見。
小野派一刀流宗家所蔵の実戦刀剣を一挙初公開。

3坂本龍馬暗殺は.小野派一刀流小太刀の組み合わせか? 詰座抜刀の技を公開。

4.小野派一刀流第十六代宗家笹森順造が示した「剣道強化に活かす一刀流六十六手」とは。

【解説】
小野派一刀流とは実戦流派として江戸時代、柳生新陰流と並び徳川将軍家剣術指南役であった。
柳生新陰流が大目付として政治力が強い一万二千石の大名であったのに対し、小野次郎右衛門忠明は剣一筋で将軍相手でも稽古に妥協せず旗本六百石と対照的であった。
しかし、小野派一刀流からは数多くの分派(北辰一刀流など)を生み出し幕末まで栄え大流派となる。
さらに現代剣道にも大きな影響を与えることとなる。
このたび小野派一刀流宗家(一財)禮楽堂所蔵の未公開文書・刀剣等の貴重な文化財を多数公開する。
武道・刀剣・美術・歴史関係の多くの皆様に手に取って頂きたい。